2年連続2桁勝利を狙うオリックス山本が「18番対決」を制する心意気を見せた。16日楽天戦(楽天生命パーク)に先発予定で、相手先発は田中将。「すごく楽しみな気持ちです。自分よりも経験もあるし、実力も十分な方。その姿を見て学びたいと思います」とハキハキと話した。

田中将との投げ合いは昨季最終戦だった10月25日の敵地楽天戦以来、2度目。前回対戦は9回122球4安打無失点の完封勝利を収めた。幼少期から憧れだった右腕の存在に「えーと…、神です!フフフ(笑い)」と白い歯を見せる。

チームは5位ながら首位と4・5ゲーム差。残り57試合で、混戦のパ・リーグを勝ち抜きたいところだ。球宴前の9連戦初戦の先発を任され、「(シーズン)後半になっていくにつれ、本当に1試合1試合、1勝1敗が大事になる」と力を込めた。

今回は12日からのソフトバンク戦(ペイペイドーム)には同行せず、15日まで大阪・舞洲での2軍練習に参加。16日はデーゲームで「暑さにも時間帯にも、慣れた」と笑う。現在9勝で、2年連続での2桁勝利に王手をかけている。「先発投手の1つの合格ライン。もっともっと勝ち星を積んでいきたい」。敵なしのエースを目指す。【真柴健】

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