ロッテ森遼大朗投手(23)のプロ初勝利は遠かった。3回3安打2失点。首脳陣の決断は早く、4回から継投に入った。

7連戦の7戦目。井口資仁監督(47)は試合前の時点で「2巡目以降はちょっと前回も崩れてきているので、早めに岩下を突っ込みながらいこうと思います」と話していた。プラン通りではあった。

森は先制点をもらって迎えた初回、1番今宮にカーブを合わされ安打とされた。続く野村勇に左中間を破られ(三塁打)、あっさりと追いつかれた。グラシアルはスライダーで三振にしたが、4番デスパイネに適時打を浴びた。コロナ禍で主力を欠くソフトバンクの、打たれてはいけない主軸に打たれてしまった。

都城商(宮崎)から育成ドラフトで入団し、4年間鍛え、ようやく昨オフに支配下選手登録された。8月7日の西武戦(ベルーナドーム)でプロ初先発するも4回7失点。この日が2度目の先発マウンドとなったが、自身の白星はお預けに。試合中、球団広報を通じ「初回が全てです。早い回でマウンドを降りてしまって、とにかく悔しいです。もっと努力して長い回を任せてもらえるような投球をしていかないといけないです」と反省のコメントを寄せた。

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