今夏の甲子園に出場した智弁和歌山・武元一輝投手(3年)が、米国での短期武者修行を終えた。米アリゾナ州フェニックスで、8月26日から3日間にわたって開催されたお披露目会ともいえる「オール・アメリカン・クラシック」に日本人として初参加。将来のスター候補を完璧に抑え、打者でもホームラン競争に参加するなど、「二刀流」としての高い資質を披露した。今後は米国の大学留学を主眼に置く見込み。「メジャー挑戦」への新たな選択肢となるかもしれない。
武元が所属した東軍を指揮したクリント・ハードル氏(65)は、ロッキーズ、パイレーツの監督として通算1269勝を挙げ、13年には最優秀監督に選出された大ベテラン。武元について「見ていて楽しかった。アグレッシブに投げていたし、とてもいい登板だった。打撃練習でもいい打球を飛ばしていた。二刀流としても彼の成長が楽しみ」と絶賛した。また、元ダイヤモンドバックスの主砲ルイス・ゴンザレス氏(54)も「次の大谷だね」と激励していた。
◆「オール・アメリカン・クラシック」とは 世界最大規模のスカウティング会社「パーフェクト・ゲーム」が主催する高校生対象のイベントで、今年で20年目。東西2チームに各30選手が分かれ、ホームランダービーや試合を行う。過去にはハーパー(フィリーズ)コレア(ツインズ)バムガーナー(ダイヤモンドバックス)コール(ヤンキース)ら、ドラフト1巡目で指名された選手を261人輩出している。今回の武元は「アスリート・ソリューション」のショーン・ノバク氏がプロデュースした。



