海外FA権を行使した日本ハム近藤健介外野手(29)が26日、万波中正外野手(22)とともに応援大使を務める北海道千歳市を訪問した。去就については熟考中。それだけに、千歳みどり台小でのトークショーで、司会者から来年からチームの本拠地となる新球場「エスコンフィールド北海道」への期待について問われると、「ちょっと今の僕には難しい質問なんですけど」と、苦笑いした。

ただ、魅力は知っている。「本当に楽しい球場になっていると思うので、野球をやっていない人もキャンプができたり、子どもの遊び場があったり、球場以外でも遊べる場所なので、ぜひ行って欲しい」と、呼びかけていた。

千歳市については「応援大使になる前から愛着がある」という。年3~4度、家族で同市内の支笏湖温泉を訪れ、疲労回復に務めているからだ。「試合の疲れを温泉で癒やして、家族とゆっくり過ごすのが一番リラックスできる」。そのため「ぜひ球場で会った時に千歳市の人と言ってもらえれば、優先的にサインします」と“市民特典”を約束していた。

○…万波が来季の目標に25発を掲げた。近藤とともに千歳市内のイベントに参加し「来年は25本以上打てるように頑張ります」と宣言した。今季はチーム2位タイ14本塁打。横浜高2年時の修学旅行以来の訪問となった同市内の水族館では、サケを見学。遡上(そじょう)する縁起物や、触れ合った小学生らからパワーをもらい「マジで頑張りたいなという思いが強くなった」。自身も“登っていく”覚悟を見せた。

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