中日木下拓哉捕手(30)が27日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、2000万円増の6800万円でサインした。今季は120試合、466打席に立ち、初の規定打席に到達。12球団でも唯一、規定打席に到達した捕手になった。「順位も最下位ですし、自分のせいでこういう順位になったと思う。どういう条件でもサインするつもりだった」。115試合で先発マスクをかぶりながら、ディフェンス面で勝利につなげられなかったこともあり、表情は神妙だった。

打率2割4分6厘、6本塁打、48打点。本塁打は昨季11本からほぼ半減した。「5、6番を打たせてもらって、点が入らなかった。守りでも点を取られたら捕手の責任。先発投手に勝ちがつく試合を増やしたい。個人より順位。できるだけ多くの投手が貯金を作れればいい」。扇の要としてディフェンス重視で来季をにらんだ。(金額は推定)

【関連記事】中日ニュース一覧