巨人岡本和真内野手(27)が真夏のヒーローになった。自身初の1試合3本塁打で、史上9人目の6年連続30本塁打を達成した。広島大瀬良から、初回に28号2ラン、4回に29号ソロを放つと、8回にダメ押しの30号ソロを運んだ。6年連続の大台は、球団では王貞治、松井秀喜に次いで3人目。主将の打棒で、チームは13得点で大勝を収め、6月24日以来43日ぶりに3位に浮上した。

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▼岡本和が自身初の3本塁打。巨人選手の1試合3本塁打は20年9月9日中日戦の坂本以来で、日本人4番では05年8月24日横浜戦の小久保以来18年ぶり。また、2日からの本塁打は2→2→0→1→3の合計8本。5試合以内で8本の固め打ちは05年8月のウッズ(中日)とガルシア(オリックス=4試合)以来5人目。巨人では84年7月のクロマティ以来で、日本人選手では史上初の本塁打ラッシュだ。

▼6年連続のシーズン30号にも到達。岡本和は20年にセ・リーグ30号一番乗りを記録したが、両リーグ最速は自身初だ。30本を6年以上続けたのは9人目で、巨人では62~80年王の19年連続、96~02年松井の7年連続に次ぎ3人目。岡本和は22歳シーズンから続け、今年が27歳。27歳シーズンに6年連続は67年王、01年松井に並ぶ最年少記録。

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