くふうハヤテがホームでDeNAを4-2で破り、連敗を「5」で止めた。2-2の同点で迎えた6回2死満塁の好機。9番瀬井裕紀内野手(24)が、決勝の左前2点適時打を放ちチームを逆転勝利に導いた。30日も、ちゅ~るスタジアム清水でDeNAと対戦する。

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くふうハヤテ瀬井が、しぶとく運んだ。6回に2-2の同点とし、なおも2死満塁。追い込まれながらもファウルで粘ると、フルカウントからの9球目に外角直球を仕留めた。「追い込まれてからもファウルでついていけて、感覚は良かった。最後もしっかり強い打球を打てた。打席を通して納得のいくものだった」。手応え十分の打球が、左前で弾む。チームの連敗を「5」で止める決勝の2点適時打となった。

胸に秘めた思いをバットに乗せた。福岡出身の瀬井。同場面では、同郷で同学年の三浦銀二投手(24)と対峙(たいじ)した。瀬井が西日本短大付、三浦が福岡大大濠に在籍した高校時代にかなわなかった対戦が、プロの舞台で実現。瀬井は「僕ら世代の福岡のスター。燃えたというか、めちゃくちゃ意識した」。“ライバル”から快音を響かせ、塁上では笑顔でガッツポーズを決めた。

守っても無失策と持ち味の守備でも安定したプレーを披露。「9番・二塁」でフル出場を果たし、攻守で勝利に貢献した。「チャンスで1本打てて、接戦を逆転で勝てたということは、チームとしても明日以降に向けて良い試合ができたと思う」と充実の表情を見せた。

30日もホームでDeNAと戦う。「1試合1試合がアピールの場になる。試合に出続けるために、結果を残していかなければいけない」と続け、口元を引き締めた。【前田和哉】

○…前DeNAの池谷蒼大投手(24=静岡高出)が、古巣相手に今季初勝利を挙げた。6回に2番手で登板。四球と盗塁で1死二塁のピンチを招いたが、後続を中飛、左飛に討ち取り無失点でマウンドを降りた。「古巣(が相手)ということもあって、良い緊張感の中で『抑えたい』という気持ちがあった。0に抑えて、結果的に勝ち投手になれた。良い結果が出て良かった」と振り返った。