打線改造も実らず…。「日本生命セ・パ交流戦」で阪神が2戦連続のサヨナラ負けを喫し、岡田彰布監督(66)の第2次政権で昨季6月17~25日以来のワーストタイ5連敗を喫した。近本光司外野手(29)をプロ初となる4番に置き、4番を担ってきた大山悠輔内野手(29)を22年5月以来となる7番にするなど大幅なテコ入れも、交流戦は18年以来の開幕から4連敗。岡田監督はこの日も取材に応じず「もうええやろ」とだけ口にして、球場を後にした。
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重く、苦しいムードをなかなか断ち切れない。悪夢の前夜に続いて9回に追いつかれ、延長戦の末にサヨナラ負け。「もうええやろ」。岡田監督はこの日もその一言だけを言い残し、報道陣の取材に応じることはなかった。
打線を大幅にテコ入れし、現状打破を図った。近本をプロ初となる4番で起用し、不動の4番を担ってきた大山を、22年5月以来の7番に置いた。前夜に途中出場で安打を放った植田を2番で今季初先発させるなど、全ての打順を変えて臨んでいた。
しかし、プロ初登板&初先発だったロッテ田中晴を前に、5回まで散発2安打と苦戦。0-1の6回2死満塁で前川の押し出し死球で追いつき、9回1死三塁から渡辺の犠飛で一時勝ち越すも、適時打は出ず。複数得点を奪えず、流れを引き寄せることもできなかった。
試合後、平田ヘッドコーチが「あの手この手を使ってやるしかないからね。今は我慢、我慢」とチームの苦しい現状を説明した。4月14日中日戦(バンテリンドーム)でも大山を初めて5番に下げ、1番に木浪、2番に梅野を据えるなど前夜から全打順を入れ替え。この日は2-1の接戦ながら、引き分けを挟んでの連敗を3でストップ。5月16日の同戦でも、1番に井上、4番に原口を据える新打順で臨み、9-4で勝利していた。流れを変える指揮官の策も、交流戦に入ってから実っていない。
昨夜は4得点したものの、5月21日広島戦(マツダスタジアム)から10試合中8試合で2得点以下。今季ワーストの5連敗、交流戦は4試合でまだ白星がない。球団初のセ・リーグ連覇へ、ここが踏ん張りどころ。1つの白星から流れが変わるはずだ。【磯綾乃】
▼阪神が今季初の5連敗。優勝した23年の最長連敗も5で、6月17日ソフトバンク戦~25日DeNA戦。なおセ・リーグ優勝を果たした年の最長は6連敗で、62、64年に各1度、85年に2度。
▼今季の交流戦で開幕からの連敗は4に伸びた。過去に交流戦で開幕4連敗以上ののべ11球団中、レギュラーシーズンでAクラス入りは14年広島の3位のみ。
▼阪神は今季の延長戦で、3勝4敗4分けと負けが先行した。5月26日巨人戦、31日ロッテ戦に続き、直近5試合中3試合が延長負けである。



