大山だけではない。阪神ハビー・ゲラ投手(28)も来日後初めて、2軍降格を命じられた。
チームは延長で4戦連続で黒星。1-1の10回に決勝打を浴びた守護神について、岡田彰布監督(66)は「明日からファーム。このまま投げとってもな、ちょっと間隔を空けんと、そら無理やろ。なあ、ベンチ置いといたらまたな、使うようになるからな」と厳しい表情で説明。岩崎とともに、ダブル守護神を務めてきたが、勝利の方程式も崩壊するショッキングな負けになった。
1-1で迎えた延長10回。先頭のフランコに中前打を浴びると、2死二塁から代打茂木に外の直球をはじき返され、中越え適時三塁打を浴びた。さらに続く小郷にも右翼へ適時二塁打を浴び2失点KO。ここまで26試合の登板で、1回持たずに降板するのは2度目だった。
開幕直後の鉄壁ぶりとは遠い姿。これで5月26日の巨人戦(甲子園)から3試合連続失点となった。4月は登板13試合で防御率1・38だったが、5月の防御率は3・38。キレのあるボールが戻ってこない。指揮官も「初球からあんなに高めに行くんやから。ボールもいってないし、コントロールもなあ」と悩ましげだ。
打線は5月21日広島戦(マツダスタジアム)から12試合中10試合で2得点以下と苦しむ。それでも安定感ある先発陣から鉄壁のリリーフへとつなぎ、最少失点で白星をつかんできた。だがここへきて、1位だったチーム防御率も巨人に抜かれて2位の2・28に下降。自軍の貧打ゆえの負担ものしかかるが、ここが救援陣も踏ん張りどころだろう。もう1人の守護神岩崎は、この日四球を出しながらも無失点で9回を守り抜いた。助っ人不在のブルペン総力戦で乗り切り、ここから再び接戦をもぎ取っていきたい。【磯綾乃】



