交流戦首位の勢いそのままに、楽天打線がたたみかけた。初回に打者一巡の猛攻で7安打5得点。1回の打者一巡は6安打で7点を奪った22年8月25日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)以来となった。

好調の1番小郷は巨人堀田の初球145キロ直球を打ち損じ、投ゴロに倒れたが、後続が続いた。1死から村林が右前打で出塁。3番辰己はカウント2-1から146キロ直球を左中間に運び、先制の適時三塁打を決めた。「昨日はおごちゃんナイスバッティング」と18年ドラフト同期で、前日12日の9回に逆転サヨナラ打を放った小郷の名前を出しながら真顔で喜んだ。

ここから初球攻撃が光った。1死三塁、4番鈴木大が初球145キロ直球を右前にはじき返して2点目。続く渡辺佳も初球145キロ直球を右前へ。浅村は初球スライダーに反応し、ボテボテの投ゴロとなったが、進塁打で2死二、三塁とした。

仕上げはフランコだ。初球145キロ直球を完璧に捉え、左翼席に2号3ランをたたき込んだ。「狙っていたボールだったからうまく捉えることができてよかったよ」。代打でサヨナラ3ランを放った5月31日ヤクルト戦(福島)以来、出場9試合ぶりの1発に笑みを浮かべた。

交流戦は試合前時点で10勝3敗とすでに勝ち越しを決めており、4カード連続勝ち越し中と勢いは止まらない。最大9あった借金は、この試合の勝利で完済となる。4月2日以来の勝率5割復帰がかかった一戦を前に今江監督は「そんな意識してできるようなチームじゃないんで、僕らは。目の前の試合を必死に戦うだけです」と話していた。

打線が束になって襲いかかり、22歳の先発内も力投。交流戦初優勝も現実味を帯びてきた。【山田愛斗】

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