パ・リーグ首位のソフトバンクは25日、みずほペイペイドームで後半戦開幕前の最終調整を行った。26日からはオリックスを迎えての本拠地3連戦。初戦の相手先発はエース宮城大弥投手(22)で、対戦打率4割2分9厘を誇る今宮健太内野手(33)が攻略のキーマンになりそうだ。2位ロッテと10ゲーム差という独走態勢だが、チャレンジャー精神を胸に残り56試合を戦う。
プロ15年目、33歳の今宮がチームの思いを代弁した。「ゲーム差にはそんなに意識はないです。10ゲーム差があっても、ひっくり返される時はひっくり返される」。7月こそ7勝9敗で負け越しているが、3~6月には貯金「28」を蓄えて首位独走中だ。絶対的優位に違いないが「目の前のゲームを1つ1つ、全力でこなしていくだけかな」とベテランは冷静に足元を見つめた。
前半戦は西武に勝ち越してフィニッシュ。球宴ブレークが終わり、いよいよ26日からは後半戦スタートだ。まず本拠地でオリックスを迎え3連戦。初戦は左腕の宮城が相手。難敵だが、今宮には力強いデータがある。宮城とは21年の初対戦から通算49打数21安打で打率は脅威の4割2分9厘。今季も13打数5安打で、前回対戦の7月10日には4打数3安打と打ち込んだ。
今宮は「たまたまですよ。相性がいいとは思っていない」と謙遜し「たまたま自分のスイング軌道に合う投手、だと思います」と分析。「真っすぐがいいですよね。昨年に比べたら真っすぐが速くなっている」。最近では相手先発が左腕時に1番打者を務めてきただけに、26日もリードオフマンになる可能性が高い。「1番でも2番でも役割は一緒。いかに3、4、5(番)に回していけるか」。宮城攻略に向け、今宮にかかる期待は大きい。
6、7月に限ると打率2割8分1厘と好調をキープ。球界を代表する遊撃守備ももちろん、バットでもチームに貢献してきた。17~20年の4年連続日本一を知っているだけに、直近3年間のV逸は人一倍悔しい。「現時点でリーグの中でトップに立っているだけであって、やることは変わらない。1位だからって守ることもない。どんどん攻めて、挑戦者の気持ちでやっていかないと」。本拠地での最終調整を終え、今宮が戦闘モードに入った。【只松憲】



