日本ハム柳川大晟投手(20)が本拠地初登板で輝きを放った。

2点を追う8回に4番手で登板。1回を無安打無失点2三振の完璧な投球でアピールした。5月に育成から支配下登録。同26日の楽天とのデビュー戦は先発し3回3安打3死球3失点降板で2軍落ちも、再昇格した20日ロッテ戦に続き2試合連続無失点と、成長した姿を披露した。チームは連勝が5で止まり、2位ロッテとのゲーム差は2・5差に開いた。

柳川が北海道のファンに力強い投球を披露した。8回に登板すると、まず先頭西川相手に初球は、152キロのパンチあるストレートから入った。2ストライクと追い込み最後は140キロのフォークで空振り三振。「ファームでもやったことある相手。あそこでギアが上がりました」。続く野村大にはカウント2-2と追い込み、151キロのストレートを外角低めに投げ込み、見逃し三振を奪った。

同期でともに今季育成から支配下登録した福島が先発したが、5回2/3 4安打3失点でKOされた。1軍で同じ試合に投げるのは初めてだが「福島とか関係なく、前回(登板が)悪かったんで、今回ダメなら危ないなと思っていた。自分のピッチングしようと思って投げました」。完全投球でベンチに引き揚げる際は、切磋琢磨(せっさたくま)してきた戦友に、笑顔で出迎えられた。

指揮官の助言が、新発見につながった。新庄監督は「前回、ゆったり足を上げて投げていたら、リリースポイントがちょっと合ってないなと思ったんですよ」。すぐに本人に「クイックの方がリリースポイントが合う」と伝えた。ほぼクイックで投げ、テンポ良くアウトを重ねた柳川は「足を上げる方なんで。無駄な動きがなくなったら投げやすい」。この日の最速は154キロ。18球でボール球4球と、球威を維持しながら、変化球の精度も安定した。

結果を積み重ねれば、勝ちパターンでの登板にもつながる。「僕はまだ一番下。目の前のイニングに全力で行くだけ」。身長191センチ、最速157キロのポテンシャルモンスターが経験を積み、“勝利の方程式”入りを狙う。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧