虎の満塁男だ! 阪神木浪聖也内野手(30)が、走者一掃の適時二塁打で序盤に大きな3点を運んだ。

「満塁だったんで、なんとか」。1点差に迫られての4回。渡辺、大山の四球と野口の中前打でつくった1死満塁の好機。前を打つ梅野が空振り三振に倒れた。「梅野さんも何とかしようとしての三振だったと思う。自分がカバーしてやろうという気持ちで、思い切っていきました」。巨人先発グリフィンの4球目、甘めに入ったカットボールを振り抜いた。打線は右翼深くに大きくはずみ、3人の走者が一気に生還。背番号0は二塁ベース上で、全身から気合をほとばしらせた。

「あんまり消極的になることはないので。どんどんいけたので、よかったかなと思います」。この試合が始まる時点で打率は2割ちょうど。それでも満塁とあらば、抜群の勝負強さを誇る。この適時二塁打で、今季の満塁機は10打数5安打の打率5割で9打点。「それはいいことだと思うんで、継続していきたいですね」。これからもおいしい場面は全部もっていく。

悔しい完封負けから一夜明け、ライバル巨人に反発力を見せた。「昨日、ああいう負け方をしたんで。今日は何がなんでも勝つっていう気持ちもあった。勝てたのが良かったですし、明日すごい大事なので、しっかり準備していきたいです」。恐怖の8番は満塁男。逆襲に欠かせない。【磯綾乃】