広島菊池涼介内野手(34)が、劇的な1発で劣勢を一振りで歓喜に変えた。
2点を追う9回1死一、二塁。DeNAの守護神森原の5球目を捉えた。打球は左翼ポール際へ飛び込む逆転サヨナラ3ラン。15年5月のヤクルト戦で放って以来、自身9年ぶり2度目のサヨナラ弾。「いい風が吹いてくれたし、入ってくれてよかった」と菊池は満面の笑みで振り返った。興奮した新井監督と熱い抱擁で劇的勝利に酔った。
この日は、広島にとって特別な試合でもある「ピースナイター」だった。その夜にこれ以上ない劇弾を放り込んだ。「僕も広島に来て13年目。このチームに来てしっかり学んできたつもりですし、たまたまかもしれないですが、特別な日にこういう勝ち方ができてよかった」と汗を拭った。
7回には球団最速の1625試合目で通算300二塁打を達成。「うれしいっす。体が元気だし、歴代の監督に使っていただいたし感謝したいです」。新井監督も「ホームランなら最高だな、と期待しながら見ていた。もう最高の1日になりました」。9連戦を5勝3敗1分けで勝ち越した。「後半に入ってから、監督の目指す一丸という形になってきていると感じる」と菊池。歓喜の瞬間を目指し、劇的勝利がさらにチームをひとつにする。
▼通算300二塁打=菊池(広島) 14日のDeNA19回戦(マツダスタジアム)の7回、山崎から左二塁打を放って達成。プロ野球78人目。初二塁打は12年7月10日の巨人10回戦(京セラドーム大阪)で内海から。広島では5人目で、1625試合で達成は05年前田の1655試合を抜く球団最速。



