中日大野雄大投手(35)が4月3日以来となる復活の2勝目で、球団4人目のバンテリンドーム50勝目に乗せた。
2回以外は毎回走者を背負いながら7回を7安打3失点。4回は左前適時打で4年ぶりの打点を挙げ、この回4得点と打線に火をつけても表情を緩めなかった。6回で99球を投げ、立浪監督から「ここで終わっておこうか」と声をかけられたが、1イニング追加を直訴。7回1死一塁で中野を125キロのカットボールで二ゴロ併殺に打ち取ると左拳を握って感情を表に出した。
昨春に左肘の手術を受け、今季の完全復活を目指す中、2カ月ぶりの1軍登板となった6月29日DeNA戦で3被弾して5回5失点。20年オフに国内FA権を封印し、今年が長期契約の最終年にあたるだけに、ファームでの再調整中には引退の2文字もよぎった。
「もう俺はちょっときついかなって思う時もあった。真っすぐで押す投球ができひんかったら、やめどきやと思っている」
3日に1軍復帰して2連続黒星で迎えた3試合目だった。最速147キロを計測し、今季最多110球で阪神打線をねじ伏せた。
球団でバンテリンドーム50勝は山本昌、川上憲伸、吉見一起に続いて4人目。
「まだできるところも見せていかないといけない。今年で辞めるつもりもないんでね。来年の戦力になってくれそうやなと思ってもらえるような投球をしていきたい」
残り32試合。ブルペン陣待望のイニングイーターが復活の雄たけびを上げた。【伊東大介】



