阪神中野拓夢内野手(28)がヒットメーカーの意地を見せた。8月初めてのマルチ安打で、入団から4年連続の100安打に到達した。

98安打で迎えた試合。初回1死からさっそく右翼線に痛烈な二塁打。先頭近本の初回安打が6試合で止まったあとの打席だった。「最近、近本さんが出て僕がバントという流れが続いていたけど、近本さんが出なかった時に自分が出るのが一番だし、先制点が大事というのは分かっていた」。2番打者がカバーしてチャンスメーク。前日に続く初回3得点を導き、打線の着火役になった。

2回にも中前に適時打を放って、安打数を節目の3桁に乗せた。「正直、100安打は気にはしていなかったです。逆にこの成績でここまで試合に出していただいている。そこはいかないといけない数字なので。ヒット数がどうというより、ここまで来たらチームが一番。自分の役割である後ろにつなぐことを意識しながらやっていきたい」と表情を引き締めた。

昨年は164安打でタイトルを獲得。今年は打撃不振が続き、とくに8月は前の試合まで打率1割台。ここに来て2番打者の復調も頼もしい。【柏原誠】

▼中野が新人の21年から4年連続で100安打の大台に到達した。阪神では吉田義男8年、近本光司6年(継続中)、後藤次男5年に次いで4人目。

▼なお中野と同期入団の佐藤輝も昨季まで3年連続で3桁安打を続けている。中野と佐藤輝は昨季、プロ野球初の「同一球団同期入団の2人が、1年目から3年続けてそろって100安打以上」という快挙を達成しており、今季は記録を4年に伸ばすことが確実だ。

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