オリックス杉本裕太郎外野手(33)がプロ初の劇弾に酔いしれた。ロッテ戦の9回、8号ソロで4連敗を阻止した。3年前の初サヨナラ打は左前打で本塁打は初体験。「いつか打ってみたいと思っていたので、めっちゃうれしい」。昇天ポーズしながらホームインし、中嶋監督に抱きついた。

益田から、ノーステップ気味に改良した打撃フォームで運んだ。コンパクトな動きでも持ち前のパワーで打球は右中間へ。18日の日本ハム戦で好投手伊藤から2発。「その日の打撃練習が全然ダメだった。これじゃアカンわと動きを小さくするのを思いついた」。無駄な動きをしない目的で始め、状態を上げていた。

夏の甲子園で優勝した京都国際のアルプスが、オリックスのチャンスでの応援歌「バファエール」を用いたことで話題となった。この日は“本家”京セラドーム大阪のスタンドでも4回に流れた。試合後半によく演奏されるが、この日は貧打にあえぐ打線へのゲキか、前半の好機で早くも背中を押していた。

そして9回に決勝弾。背番号99は「全体でもなかなか点が取れてなかったので良かった」と喜んだ。3連敗した前カードの西武3連戦は計1得点に終わっていたが、少しは気が晴れた。3位とは7ゲーム差。大逆転CSへ、負けられない試合が続く。【大池和幸】

▽オリックス太田(右足かかと痛から1カ月ぶりの復帰戦で1安打)「感覚的にはいい打席を送れている。負けられる試合はないので1戦1戦頑張りたい」

▽オリックス中嶋監督(サヨナラ弾の杉本に抱きつかれ)「重たかった。腰をやったらどうすんねん。ラオウが期待された長打で(決めた)というのは本当にいいこと。だけど、つながってというところではまだまだ足りないなと思います」

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