日本ハムが今季6度目のサヨナラ負けを喫した。2点リードの9回に登板した柳川大晟投手(21)が乱調で救援初黒星。それでも新庄剛志監督(52)の信頼は不変で、1軍復帰した田中正義投手(30)とダブルストッパーでシーズン佳境を戦うことを示唆した。フランミル・レイエス外野手(29)は17号ソロを含む2安打を放ち23試合連続安打とし、球団記録に王手をかけた。

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サヨナラ負けから5分後。ベルーナドーム名物の長い階段を上がってきた新庄監督は、息を切らしながら言った。「柳川君、どうしたんだろうね。今日は腕が振れていなかったし、緊張したのかな」。2日前は西武打線を3者凡退に抑えた高卒3年目右腕。この日は制球が不安定だった。

2点リードの9回。柳川は2四球が絡んで2死満塁とし、代打栗山に押し出し四球を与えて降板。代わった池田がサヨナラ打を浴びた。新庄監督は「投手コーチと池田君かなって。打たれましたけど、思い切りいったんで、切り替えて」。痛恨の幕切れとなった。

柳川はプロ初の救援黒星となった。指揮官は「こういう日がなかったら成長もしないし…。(この経験が糧になって)150セーブくらいしますよ」。まだまだ信頼と期待は不変だ。

この日、開幕から守護神を務めた田中正が1軍復帰した。それでもセーブシチュエーションで柳川をマウンドに送った理由は「競争ですから。(田中)正義君に目の前で見せて…こういう時に抑えてほしかったね、柳川君が。また(田中正も)燃えてくると思うし。次は正義君を柳川君が見て」。今後は臨機応変にダブルストッパーで臨むプランも披露。苦い経験を力に変える鉄壁のクローザーコンビでシーズン佳境を勝ちきる。【木下大輔】

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