小久保ホークスに試練が訪れた。1点を追う9回2死一、二塁。最後はソフトバンク今宮が遊ゴロに打ち取られた。打線は10安打を放つも、好機であと1本が出ない。残塁は14を数え、今シーズン初めての4連敗。優勝マジックは15のまま6日連続の足踏みとなった。小久保裕紀監督(52)は「今年一番苦しい時期がここにきた。もう1本が出ないと苦しいですね。やっぱり」と厳しい表情を浮かべた。
リリーフ陣がつかまった。2-1の8回。2番手の杉山が2死二塁から西武西川に同点の中前適時打を許した。9回はヘルナンデスが外崎に痛恨の勝ち越しソロを献上。1死から真ん中に入った直球を仕留められ、打球は右翼ホームランテラス席に突き刺さった。救援陣が1点差を守り切れず、カード負け越しも決まった。
明るい兆しもある。腰部の検査と治療で8月に渡米したオスナが今月6日に再来日していた。この日、小久保監督らと面談。倉野1軍投手チーフコーチは「今のところシーズン中に復帰することは間違いない」と明かした。助っ人右腕は8日に本拠地で練習する予定で同コーチは「状態確認してどういうプランを組んでいくのか。明日見て決めたいなと思います」と説明。最短で来週中にも2軍での調整登板を経て、1軍の復帰を視野に入れる。現在は勝ちパターンの一角だった藤井が腰痛、松本裕は右肩痛で離脱中。首位を独走するも、ブルペンの台所事情は苦しい。守護神の早期の復帰が待たれる。
チームの4連敗と対照的に2位日本ハムが4連勝と勢いに乗る。9月2日時点で11ゲーム差もあったが、一気に7差まで迫っている。残り21試合。4年ぶりのリーグVへ、まずはカード3連敗阻止で流れを変えていきたいところだ。【佐藤究】



