いつもよりちょっとだけ心臓に優しい「ゆきや劇場」が、9回の同点劇を呼んだ。
日本ハム斎藤友貴哉投手(29)が、3点を追う9回に登板。2死から連打を浴び一、二塁のピンチをつくったが、無死満塁にすることなく、無失点で切り抜けた。敗戦濃厚ではあったが、その裏、打線が一挙3点を奪って追い付き、延長戦にひきずり込んだ。
斎藤は8月27日の楽天戦で、自らの失策などで招いた無死満塁を封じ、両手を挙げガッツポーズした。自作自演の“火消し劇”に、新庄剛志監督(52)と山田勝彦バッテリーコーチ(55)がベンチで大爆笑。「オイッ!」とばかりに、ツッコミを入れていた。同日深夜には、指揮官が自身のインスタグラムで「明日から登録名を さいこう ゆきや に変更させてもらいます」と、投稿した経緯があった。
さらに4日ソフトバンク戦で、3点を追う5回に登板。味方の失策と連続四球で、またも無死満塁としたが、無失点で切り抜けた。その際も試合は9回に3点差を逆転する劇的な勝利。だが指揮官は、自らのインスタグラムで「ノーアウト満塁にしないと気が済まない さいこう ゆきやさん 心臓に悪いので次はせめて1アウト満塁からのスタートでお願いします」と、投稿し、心臓に優しい抑え方をするよう要望していた。この日もドキドキの展開。指揮官は4日の試合でも持っていた「幸運球」と記されたボールを握りながら采配を振っていたが、「ゆきや劇場」の後に、またも試合が大きく動いた。



