日本ハム伊藤大海投手(27)が10日西武戦(エスコンフィールド)に先発する。

チーム6年ぶりのCS進出へ向けて、まずはチームを勝利に導く投球を誓った。個人成績では最多勝争いでトップタイ、最高勝率争いでは単独トップに立っている。自身初タイトルへ向けても負けられない試合をエースらしく「楽しんで」、チームのラストスパートを再加速させる。

投手2冠が視野に入る伊藤は、最後までチームファーストを貫く。現状で11勝はソフトバンク有原と並んでハーラートップ。勝率7割3分3厘は単独トップ。10日西武戦で勝てば、勝率は7割5分にアップ。さらに最高勝率受賞に必要な13勝以上に王手をかける、ハーラー単独トップに立つ12勝目にもなる。だが、最優先はチームの勝利だ。

伊藤 登板もある程度、数えられるぐらいにはなってきましたし、そういうとこ(個人成績)はやっぱ気になりはしますけど、やっぱりチームが今、いい状態っていうのが一番いいことだと思うので。そこに対して、自分がどういうピースで入っていくかが大事。

チームは6年ぶりのCS進出へ向けて現状は2位以上を固めつつある。首位ソフトバンクとは8差あるが、3位ロッテとは4・5差、4位楽天とは7差で残り19試合。着実に1勝を積み重ねていけば、伊藤にとっても4年目で初めてのポストシーズンの戦いが待つ。

伊藤 自分の勝ち負けではなく、最終的にチームが勝っていればっていうところ。そこが付いてきて、自分にも結果が付いてきてくれたらうれしいな…ぐらいには思っています。

そのために、油断も隙も見せない投球をする。相手は最下位に沈む西武打線だが、前カードはソフトバンクに2勝1敗と勝ち越した。気を緩めることなく臨む。

伊藤 今季は苦しんではいましたけど、やっぱり先を見据えてライオンズも勝負してくると思うので、そこは全く油断できないです。順位関係なく、プロ野球選手同士の戦いですから、そこはしっかりと“楽しんで”やっていきたい。

ヒリヒリする9月の戦いを「楽しんで」戦い、勝ち進む。あと2つのアウトを取れば新人から4年連続で規定投球回にも到達するエースが、新庄監督が打ち出したチーム方針を体現する。【木下大輔】

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