6年ぶりVへの起爆剤だ。広島ドラフト1位の常広羽也斗投手(22)が、15日DeNA戦で1軍デビューすることが決まった。
首位巨人との3連戦をはじめ、7連戦を前にローテを再編。新井貴浩監督(47)は今季開幕から2軍で調整を続けてきた黄金新人を、優勝を争うシーズン終盤に大抜てき。10日からの巨人3連戦初戦には、森下暢仁投手(27)が先発する。
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優勝争いの行方を左右する首位巨人との3連戦を前に、黄金新人のプロデビュー登板が明らかとなった。この日、マツダスタジアムで行われた先発投手の調整を見守った菊地原投手コーチは、7連戦に向けたローテ再編の全容を明かした。
「巨人戦は森下、アドゥワ、床田? はい。そこから(大瀬良)大地、森、“常広”…」
首位巨人との3連戦から始まり、3位阪神、4位DeNAと上位球団との7連戦。15日DeNA戦の先発に指名されたのは、前日8日ウエスタン・リーグのソフトバンク戦で8安打5奪三振で完封勝利を挙げたドラフト1位右腕だった。今季ここまで2軍で2勝6敗、防御率4・06。この日のマツダスタジアムでの先発練習には姿を見せなかったものの、10日から1軍に合流する予定。前日の完封勝利だけでなく、1軍首脳陣の中では常にデビュー登板のタイミングをうかがっていた存在だ。菊地原投手コーチは「どこで投げても初登板で緊張すると思う。そこは気にせず思い切りやってくれたらいい」と6年ぶり優勝への起爆剤としてマウンドへ送り出す。
広島にとって、1ゲーム差の首位巨人との3連戦が優勝争いの行方を大きく左右する。初陣を託されたのは、21年10月10日から巨人戦8連勝中の森下だ。「こういういい場面で投げさせてもらうのは初めてなので、しっかりした投球ができたら」。表情は自然と引き締まる。常広のプロ初登板翌日の16日DeNA戦には、今季初の中5日で先発を予定する。【前原淳】
◆常広羽也斗(つねひろ・はやと)2001年(平13)9月18日生まれ、大分県出身。大分舞鶴から青学大に進み、4年時には春秋連覇に貢献。大学選手権では2勝を挙げてチームを18年ぶり優勝に導きMVP。大学日本代表では日米大学野球で優勝。23年ドラフト1位で広島に入団。2軍では11試合に登板し、2勝6敗、防御率4・06。180センチ、77キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1600万円。



