巨人は12日、秋広優人内野手(22)大江竜聖投手(26)とソフトバンクのリチャード内野手(25)の2対1の交換トレードが成立したことを発表した。ここまで19勝16敗の貯金3でリーグ2位につけているが、不動の4番岡本が6日阪神戦で負傷。「左肘の靱帯(じんたい)損傷」と診断され、前半戦での復帰は絶望的。リーグ連敗を目指すチームにとって長距離砲の内野手は補強ポイントだった。担当記者が選手の横顔を紹介する。
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裏表のない笑顔が印象的だった。午後1時過ぎ。ソフトバンクへのトレード移籍が決まった秋広優人内野手(22)は川崎市・ジャイアンツ球場に姿を見せると、開口一番「お世話になりました!」。どこか晴れやかな表情で報道陣、スタッフらにあいさつした。
思えば、今年1月の初対面時も笑顔で迎えてくれた。担当1年目の記者があいさつにうかがうと「よろしくお願いします!」と笑みを浮かべながら名刺を受け取ってくれた。
決して弱音は吐かない。2月の春季キャンプ2日目の全体練習後。阿部監督から外野ノックを受け「結構フラフラでした。何回寝転ぼうかなと思いました…あんまり記憶ないですね」とユーモアを交えながらも、充実した表情を浮かべた。その翌日の早朝。早出練習で特守に励む秋広の姿があった。「(体は)キツいですけど…大丈夫です!」。屈託のない笑顔で全体練習に向かっていった。
今季は「しっかり振る」ことをテーマに掲げてきた。昨オフはオーストラリアでのウインター・リーグに参戦。年明けも4年連続で中日中田との自主トレに参加し、全身の筋肉量を増やすことにも努めた。
春季キャンプ中の練習試合では2打席連続本塁打を放つなど、成果は着実に実を結びつつある。持ち前の打撃と愛されキャラを福岡でも発揮する。【巨人担当=水谷京裕】



