セ・リーグは4日、27年シーズンから指名打者(DH)制を導入することを決めた。一夜明けた5日、昨年のU15W杯で日本代表を初優勝に導き、文科相主催の「国際競技大会優秀者等表彰」の指導者代表として表彰された侍ジャパン井端弘和監督(50)は、高校野球も含めたDH制の導入に理解を示した。

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侍ジャパン井端監督はまず、来春から高校野球で導入するDH制について言及した。「大谷ルール(先発投手がDHを兼ねる制度)が採用されるなら問題ない。出場できる選手が1人でも多くなるし、投打両方できる選手が出場できるのは非常に良いこと」と前向きに評価。一方で、「小学生で『自分はDHだけでいい』という子が出てきたら怖い」と育成世代への影響には慎重な見方も示した。

井端監督はこれまで、U12やU15代表の指導も経験。短期間で選手を見極め、チームを作る手腕を培ってきた。「打って投げてという子がDHで出られる選択肢もある。いろいろな使い道がある」と柔軟な起用法の可能性に言及。「暑い中での試合ではDHをうまく使って回す発想も必要」とも語った。

プロ野球のセ・リーグでも、27年から導入されることになった。「27年からということは、今年のドラフトから変えていかないと。今まではDHの枠がなかったので」と育成、編成面での影響にも触れた。「以前はDHは外国人選手の枠というイメージだったが、最近は日本人も増えてきた。枠としては使いやすくなっている」と、プロ現場での変化も実感している様子だった。【鳥谷越直子】