ヤクルト村上宗隆内野手(25)が、グランドスラムを含む2本塁打6打点と大暴れした。1回は左翼席に先制16号2ランを放つと、4回は17号の満塁本塁打を右翼席にたたき込んだ。22年6月23日中日戦以来、約3年ぶりとなる通算8本目の満塁弾は「ぎふしん長良川球場」でのプロ野球通算100号のメモリアルな1本にもなった。雨中の岐阜決戦で、村神様が鮮烈なアーチを重ねた。
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自身も“地方”の熊本で育った。村上は故郷への思いも強い。7月には4年ぶりの全国大会に出場した熊本東シニアの後輩に新たなユニホームをプレゼントした。左下には背番号55のマークが施された特別仕様だった。「すごくお世話になったのでね。全国大会に出るということで、何かできたら」。中学時代に成長を後押ししてもらった感謝を形に示した。
8月2日阪神戦(神宮)の試合前の練習には、熊本東シニアの選手たちを「見に来ませんか」とスタンドに招待。そして一緒に記念写真に納まった。中学生の目の輝きが、その意義を物語っていた。
村上は言う。「野球選手だからとかじゃなく、社会人として、しっかりとした人間になりたい」。ただ結果で示すだけではない。人の心に残る立ち居振る舞いがある。【ヤクルト担当=上田悠太】



