明大が4-1で慶大を破って先勝した。瀬千皓(せ・ちひろ)外野手(4年=天理)が1-1の同点の7回2死から代打で登場し、左越え勝ち越しソロを放った。1年春のリーグ戦で初打席初本塁打と華々しいデビューを飾って以来となる、1260日ぶりのアーチが決勝点をもたらした。立大は1-0で早大を退け先勝した。
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1年生からずっともがき、苦しんできた成果がついに表れた。瀬が1-1の7回2死から思い切り引っ張り、左翼スタンドに打ち込んだ。久々にダイヤモンドを1周してホームに生還すると、力いっぱい大声を張り上げた。「打てると思ったボールは全部振っていこうと思っていたら、最高の結果になりました」とかみしめた。
天理(奈良)時代は日本ハム達とともに21年センバツ4強に貢献した。明大に進み、右の強打者として期待された。野球エリートたちが集結する東京6大学で1年春からベンチ入りを果たし、22年4月16日のリーグ初戦の東大戦でスタメン出場すると、同リーグ30人目の初打席本塁打。誰もがうらやむデビューから一転し、その後はレギュラー争いに苦しんだ。
「大学のレベルのピッチャーに苦戦してスイングが小さくなったり、自分がどういうスタイルのバッティングかを見失ったこともありました」。首脳陣やOBらの助言を受け、試行錯誤を繰り返しながらバットを振った。1260日ぶりに飛び出したリーグ戦本塁打は5季ぶりの優勝を狙う明大にとっても、瀬にとっても待ち望んだ結果だった。【平山連】
▽慶大・堀井哲也監督(3回無死満塁から3者連続三振に)「うちもクリーンアップと一番いいバッターがそろっていたが、毛利君と小島君のバッテリーが素晴らしかった」



