「ご縁」を大切に! 阪神藤川球児監督(45)が23日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で運命の選手を引き当てる。22日は都内のホテルで前日スカウト会議に参加。最大5球団の競合が予想される創価大・立石正広内野手(4年=高川学園)の1位指名が有力だ。取材の中で7度も「縁」と口にして、自然体でその時を待つ。
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虎の未来を担う選手は誰か。1位指名について聞かれた藤川監督は、にこやかに答えた。「ご縁のものですね」。例年通り公表しなかったが、きっと赤い糸で結ばれているはずだ。
他球団の動向を見ながら当日の決定となる見込みだが、阪神は創価大・立石を1位指名することが有力だ。指揮官として初めて臨んだ昨年のドラフト会議では、関大・金丸を指名して4球団競合。引き当てることはできなかったが、外れ1位でNTT西日本・伊原を指名した。ルーキー左腕はプロ1年目から中継ぎ、先発とフル回転し、28試合登板で5勝7敗とリーグ優勝の戦力になった。まさに見えない「ご縁」で結ばれていた。
藤川監督はこの日、取材対応中に7度も「縁」と口にした。「ご縁ですね。とにかくご縁がある選手。1位がないということはないので。どんな選手が阪神タイガースに入っても、その縁をしっかりと生かして、幸せな野球人生を送ってもらえるように、とは思っています」。すべては巡り合わせ。タテジマのユニホームを着ることになった選手を心から歓迎する。「縁ですから。預かる以上は、良き人生にできるように精いっぱい頑張ります、というところ」と繰り返した。
外れ1位候補には法大・松下歩叶内野手(4年=桐蔭学園)や青学大・小田康一郎内野手(4年=中京)ら強打者が有力候補に挙がっているとみられる。投手では明治大・毛利海大(4年=福岡大大濠)らをリストアップする。「クジがあり、クジがなくても、それは縁ですから。人生そういうもんですからね」。験担ぎもせず、気負わない。「ご縁」で結ばれた選手はおのずとやってくる。【磯綾乃】



