東大のエース渡辺向輝投手(4年=海城)が選手人生最後のマウンドに上がった。4点ビハインドの4回から3番手として2日連続の登板となった。2回1/3、45球を投げて4失点。6回途中で降板した。

4回は2死一、三塁を背負ったが、ドラフトでヤクルトから1位指名された法大3番松下を内角直球で見逃し三振に切って危機を脱した。5回は先頭にソロ本塁打を浴び、6回には1死から4連打を浴びて3失点。選手交代が告げられ、その後はベンチから仲間を鼓舞した。

元ロッテ渡辺俊介氏の長男。父と同じアンダースロー投法で強豪ひしめく6大学のライバルと渡り合ってきた。プロ志望届を提出したが23日のドラフトで指名漏れし、今季限りでの現役引退を決めている。前日27日の2回戦で先発し、5回1失点。「下級生の時から投げている神宮が最後になるのは寂しいですけど、明日はどんな形でもいいから勝ちたい。全員野球でいきます。与えられた役割は何でもやります」と意気込んでいた。

今後は内定をもらった一般企業に進む。父が客席から見守る中で、人生の1つの区切りを迎えた。

東大は1-10で敗れ、17年秋以来の勝ち点は持ち越しとなった。

大学・社会人野球 : 日刊スポーツ