WBCの最終登録メンバーが5日(日本時間6日)、WBCIから発表された。侍ジャパンは、これまで発表された通りの30選手が名を連ねた。重要な1次ラウンド初戦の台湾戦(3月6日、東京ドーム)は山本由伸投手(27)が先発の見込み。7日の韓国戦は菊池雄星投手(34)8日オーストラリア戦は菅野智之投手(36)10日チェコ戦は伊藤大海投手(28)らNPB組が先発するとみられる。盤石のローテでライバルを封じる。
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山本が世界一連覇への道しるべとなる。日本の1次ラウンド初戦は、24年のプレミア12決勝で敗れた因縁の台湾。初戦の緊張、重圧との闘いが予想される中、ワールドシリーズMVPを獲得したエースの山本が、連覇への開幕投手を務める可能性が高い。
難敵の後には、長年のライバル・韓国が待ち受ける。
近年は10連勝中で日本有利の見方もされるが、ドジャースの金慧成、ジャイアンツの李政厚はじめ、国内リーグからも左打ちの好打者が軒並みメンバー入りした。ドジャース・ロバーツ監督が大谷の投手起用の可能性を否定する中、力負けしないクロスファイアと、対になるチェンジアップを駆使する左腕の菊池が候補となる。
オーストラリア戦は、コントロール抜群の菅野が有力視される。強振が伝統で、過去の対戦でもパワーに苦しめられてきた。ツボにはまると危険だが、丹念にコーナーを突きながらストライク先行で攻めるベテランなら翻弄(ほんろう)できる。ピッチクロック、メジャー球へも順応済みなのは大きなプラスとなる。
第4戦のチェコ戦は、昨季、沢村賞を獲得した伊藤を筆頭に、NPB組が先発することが予想される。1次ラウンドの球数制限は65球で第2先発が必須。井端監督のメンバー選考からもにじむように、宮城、曽谷、種市、高橋宏、北山ら、チームでは先発を務める投手陣が第2先発で控えている。
メジャーのキャンプは始まっておらず、NPB組のキャンプもまだ序盤。今後の調整や状態などによって、先発ローテを正式に決定する。オリオールズからFAの菅野を含めれば、MLB組は過去最多の9選手が出場。井端監督のもと、最強ローテでWBC連覇を目指す。
◆24年プレミア12決勝VTR 大会連覇を狙った日本が台湾と対戦。0-0で迎えた5回、先発の戸郷が先頭の8番林家正に先制ソロを許すと、3番陳傑憲にも3ランを浴びて4失点。打線も台湾投手陣の前に4安打に抑えられて0-4で敗戦。1次ラウンドから8戦全勝で勝ち上がったが初黒星となり、国際大会での連勝も27でストップ。台湾が大会初優勝を飾った。



