プロ3年目を迎える西武の上田大河投手(24)は、過去2年間で5試合に先発し、プロ初勝利を挙げられていない。
球団内外で「平均球速が上がらないと」という声が多かった。150キロ超の即戦力右腕として大卒ドラフト2位で満を持してのプロ入りも、昨年は140キロ少々の直球が大半だった。
それがファーム開幕戦のこの日、ナゴヤ球場の大勢のファンの前に一変する。初回から147キロ前後を並べ、球数が100球に近づいた5回裏にもこの日最速149キロをマークするなど、明らかな球威増だ。
「練習、ずっとしてきた成果がやっと出たかなという感じですかね。やることをやれば結果は後から付いてくると思ってたので、この1月と2月にやってきたことが間違ってなかったなと思います」
スポーツトレーナー鴻江寿治氏にアドバイスを受けながら、投球フォームを改良。「シュート回転が減りました」。スプリットにも好影響があり、この日ネットの速報サイトでは「シンカー」と表示されるほど、打者が嫌がりそうな球筋になってきた。
もちろん1軍での活躍が求められる立場ではありながら、まず結果が出たことに表情も明るい。
「ファームは開幕が先なので。1軍の開幕まで2週間あるのでまず1個、いいアピールができたと思います。開幕(1軍)に間に合わなくても、絶対にチャンスはあると思うので、そのチャンスをつかめるように準備していきたいです」
今年こそ初勝利、そしてその先へ。【金子真仁】



