オリックス横山聖哉内野手(20)が待望の1軍初アーチをかけた。途中出場での7回先頭の第1打席で、ヤクルト2番手清水から右翼へライナー性のオープン戦1号ソロ。開幕まで2週間を切った中で高卒3年目の和製大砲候補が猛アピールした。

外野手が打球を追うの止める完璧な1発だった。カウント1-1からの3球目カットボールを強振すると、打球は一直線に右翼席へ。ファーム公式戦では3本の本塁打を放ってきたが、1軍では初の放物線だった。

「後からだったので、限られた打席なので、集中して打席に入れたと思います」

6回のネクストサークルでは清水から二ゴロに打ち取られた先輩広岡から「左(打者)だったら内側をちょっと意識して、前で払った方がいいよ」とアドバイス。その言葉をかみしめながら、立った打席で低めへ食い込む変化球を振り抜けた。

春季キャンプ中には持ち前のパワーに注目が集まった。打球速度の最速は、新助っ人シーモアには負けたが、日本人1位をマークした。岸田監督も「1本が出て良かった。(打球速度は)魅力」と期待する。

昨季は2試合2打席無安打で終え、キャンプではバットを振り続け、守備練習も強化した。開幕までオープン戦は残り6試合。遊撃メインだが、二塁、三塁も守るユーティリティーでもアピールする。「あんまり開幕、開幕っていうのは意識せずに、出た試合でしっかりアピールできるようにやっていければいいかなと思います。少ない打席をものにできるように準備していきたい」。20歳のスラッガーは、前だけを見据えた。