育成出身のソフトバンク木村光投手(25)がプロ4年目で初めて開幕切符を手にした。オープン戦は中継ぎで7試合に登板し6回2/3を投げ、無失点投球。打たれたヒットも2本と安定した投球ぶりでブルペン陣に名を連ねることになった。

「うれしいです。オープン戦も7試合で点も取られなかったのは自信にもなりましたし、いろいろと反省もあったけど開幕メンバーに入れてよかった」

オープン戦最終戦の広島戦(23日、マツダスタジアム)では6回1イニングに登板。2死から安打を許したものの、次打者をしっかり二ゴロに仕留め無失点完走。「昨年からしっかり取り組んできたことができてよかった」。合格切符に笑みがはじけた。

22年育成ドラフト3位で佛教大からホークスに入団。プロ1年目の23年7月に支配下登録された。昨年9月28日の西武戦(ベルーナドーム)では8回から2イニングを無失点に抑えプロ初セーブを挙げた。支配下となった直後には胸椎分離症でリハビリ生活を余儀なくされた。その後も右腓骨(ひこつ)を疲労骨折。入団から2年間はケガに苦しんだ。「ケガもありましたけど、シーズン40試合は投げたいと思っています」。藤井が右肘のトミー・ジョン手術で戦線離脱。中継ぎ再強化へ倉野チーフ投手コーチは「(木村)光がキャンプ、オープン戦を通じていいパフォーマンスを見せてくれているのはチームにとって大きい」と期待を寄せた。小気味よいテンポで投げ込む右腕が「新7回の男」の座をつかむかもしれない。