悪夢を払拭してみせた。1点リードの9回、守護神・横山陸人投手(24)がマウンドへ。前日は2点リードから今季初のセーブ失敗でサヨナラ負けを喫したが、「割り切って。今日も投げるしかないんで、思い切っていきました」と気持ちを切り替えていた。
柳町、山川を打ち取り2死。牧原に四球を与え、球場に嫌な空気が漂ったが、「ちょっと悪い流れかなと思ったんですけど、ツーアウトだったので。あと1つアウトを取ろうという気持ちで切り替えて投げられた」と冷静だった。最後は左飛に打ち取り、チームの連敗ストップと自身9セーブ目を挙げた。
昨年は5月2日のソフトバンク戦で益田直也投手(36)が逆転サヨナラ負けを喫し、チームはそのまま失速。横山自身も同年4月29日のオリックス戦でサヨナラ負けを経験していた。
横山は「昨日打たれた時、『また同じことやってる』って思って。本当に悔しかった。でも今日、良い兆しが見えて良かったかなと思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
そんな右腕を支えていたのが、ベテラン益田の存在だった。この日の練習前には隣に座って普段通り何げない会話を交わしてくれた。「気を使って話しかけてくださって気持ちも楽になりました。すごくありがたかったです」と感謝。守護神の座を争う立場でも、同じ重圧を知るからこそ通じ合うものがあった。



