3位西武が連勝し、2位ソフトバンクにゲーム差なしに肉薄した。打てずに苦しんだチームが、簡単に負けない獅子になってきた。先発左腕の佐藤爽投手(23)が2点目を奪われて明らかに劣勢の6回、連打で1点を返し、絶好調の6番平沢大河内野手(28)が打席へ。「前の打者もつないでくれて、すごく気楽に打席に立つことができました」。持ち前の引っ張りが存分に生き「すごくいい打球」と自画自賛した放物線が、見事に右翼席へ。勝ち越し3ラン。西口文也監督(53)も「よく逆転してくれた」と手放しでほめた。
コーチ陣が根気よく指導し、アナリスト陣のデータを打者たちが信頼して生かし、好結果につなげる。不動の1番桑原がいなくても、この日も自然と4連打が生まれる。粘った佐藤爽の黒星も消え、替わりに好リリーフしたプロ5年目の黒田将矢投手(22)にプロ初白星が巡ってきた。誰もが喜ぶ好循環。首脳陣は10日、菅井信也投手(22)の中5日での先発を決断した。2位浮上がかかる試合でも、菅井に過度のプレッシャーがかからない状況でバトンを渡せたのは大きい。



