WBC日本代表候補の日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が、150キロ台連発の速球ショーで万全の調整ぶりをアピールした。11日に沖縄・宜野座球場で行われた阪神との練習試合に先発。2回を4安打1失点ながら、最速153キロを記録するなど圧巻だった。計7球が大台に到達、変化球の切れも抜群で3三振。視察した日本代表・山田久志投手コーチ(60)も絶賛する仕上がりだ。
初回1死一塁。打者鳥谷の2球目、高め直球だった。ボールだったが、阪神スピードガンのモニターには「153」。自身最速へあと1キロに迫った。「指にかかったボールは150ちょっと出ている感じ」と余裕たっぷりの豪快な試運転だった。
内容が濃い、計33球だった。直球、ツーシーム、カーブ、スライダー、フォークを試投。台湾代表候補の林を高速スライダーで見逃し、今岡を振り遅れの空振りで、2者連続の3球三振を奪った。2回2死からは、藤本を高速フォークで空振り三振。山田コーチは「素晴らしい。ほれぼれする。1カ月後には160キロ出るんじゃないか」と興奮気味にリップサービスした。
前日10日のオフには紗栄子夫人と長男と家族水入らずの時間を過ごしリフレッシュ。心のゆとりも、追い風になった。走者を許し、ブルペンも含めて初めてクイックモーションをテストし「こんなに走者が出ると思ってなかった」という想定外のケースで、勘も取り戻した。物議を醸している「15秒ルール」に引っかけ、熱狂的な虎党から投球前に「15秒!」とヤジが飛んだが平然。「聞こえてましたよ。ヤジも(野球の)楽しみの1つなんで」と笑い飛ばした。【高山通史】
[2009年2月12日10時3分
紙面から]ソーシャルブックマーク



