<日本ハム3-2西武>◇14日◇札幌ドーム

 西武渡辺久信監督(44)は、この1敗を厳しく受け止めた。終盤にリードを守りきれず、今年を象徴するような逆転負け。難敵ダルビッシュから7回に奪った勝ち越し点が、ミスをきっかけに泡と消えた。首位の日本ハムとの差は今季最大11・5に開き、ついに自力優勝が消滅した。渡辺監督は「こういうタフなゲームで、イージーなミスを連発しているようじゃ勝てない。甘さがある」と神妙な面持ちで敗因を挙げた。

 防げるミスもあった。1点リードした7回、3番手星野は先頭打者に死球、けん制悪送球でピンチをつくり、同点にされた。同点の8回2死二塁では、大沼が代打坪井を敬遠。今季5打数無安打の金子誠と勝負したが、カウントを0-2と悪くして、真ん中高め直球を痛打された。打線もダルビッシュから4連打で2点を奪った後、清水が送りバントを失敗。「投手を考えればワンチャンスしかない。それをものにできなかった」とチーム全体の甘さを指摘した。

 連覇への道は極めて厳しい状況になったが、渡辺監督は「自力優勝がなくなったからといってどうこうはない。やれることをやっていくだけ」。がけっぷちに立たされた昨季王者が、どこまで意地を見せられるか。

 [2009年8月15日9時30分

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