<ヤクルト12-6西武>◇4日◇神宮

 西武は12失点の大敗の中で主砲中村剛也内野手(26)の一撃がせめてもの救いだった。右ひじ痛で2戦連続欠場していたが、試合前練習でティー打撃を再開。10点を追う9回1死満塁に代打で登場すると、14号満塁本塁打を放った。球団新記録となる9本目の満塁弾にも「(記録は)どうでもいい。代打で甘い球を1球で仕留められたのは、これからに生きる」と淡々と話した。渡辺監督は「打ったのは大したもの。でも試合を振り返ればもっと大事なところがいっぱいある」と、大量失点に表情は険しいままだった。

 [2010年6月5日11時42分

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