日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が、軽めのメニューで練習を終えた。チームは阪神との練習試合が組まれていたが、試合前に早大の先輩、阪神鳥谷敬内野手(29)、上本博紀内野手(24)に緊張気味にあいさつ。「やっぱり雰囲気があります。上本さんも大学の時より体が大きくなった印象でした」。その後すぐに「予定通りです」と、午後0時30分に宿舎へ戻り、練習試合は観戦しなかった。

 投内連係ではタイミングが合わない場面もあり、少し精彩を欠いた。注目を一身に浴び、肉体的にも精神的にも疲れはピークなのかもしれない。だからこその自制。肩は完全に休ませるわけではなく「バランスを意識して、強めに遠投しました」。一方で、ウエートトレーニングは自粛した。

 第4クールは今日17日で終了する。ブルペンで20~30球ほど投げる予定だが、ルーキーにとっては勇気ある“一時停止”だ。芝草投手コーチも「1日1日、メリハリをつけた練習でいい」と見守る構えだ。20日のヤクルト戦(名護)では、実戦初先発予定。「基本的に前回(13日韓国サムスン戦)と一緒です」と、再び直球主体で、初めて国内球団相手に立ち向かう。そのときは万全の体調を整えているはずだ。【木下大輔】

 [2011年2月17日7時45分

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