パ・リーグは21日、都内のホテルで臨時のオーナー会議を開き、文部科学省の要請に従い徹底した節電対策を講じることを決めた。今季、公式戦全試合で、延長戦に入った場合は3時間半を超えて次のイニングに入らないことと、東京電力と東北電力管内の球場では4月中にナイターを開催しないことを決めた。

 パ・リーグも文科省の要請を受け、徹底した節電対策に乗り出すことを決めた。約2時間の会議終了後、議長の楽天島田亨オーナーが神妙な表情で切り出した。「節電対策がメーンテーマ。節電に協力できるよう最大限配慮したい」と話した。具体的には2点変更した。

 対策(1)

 延長戦は現在時間制限なしの12回までだが、これを今季全試合、3時間半を超えて次のイニングに入らないことを決めた(ただし9回までは必ず行う)。ロッテ瀬戸山社長は「13時開始の試合で、途中から照明をつけるのをやめようということ」と説明した。延長なしの9回打ち切りを決めたセ・リーグとの交流戦については、最終決定ではないが、DH制度などと同様に主催球団のリーグの取り決めにのっとって開催することになりそうだ。

 また、試合時間を3時間半に区切ることでスムーズな公式戦運営にも配慮した。パは開幕を18日間遅らせたことで、延期分の44試合を移動日やシーズン終盤へ移すことになっている。シミュレーションでは最大13連戦となる球団も出てくることから、選手のコンディションや移動、試合準備にも余裕を持って対応できるメリットがある。

 対策(2)

 4月中は東京電力、東北電力管内でナイターを開催しない。島田オーナーは「文科省の通達で考え直した。計画停電の有無によっては4月以降もあり得る」と話した。

 これを前提とした上で、パ・リーグとして、あらためて4月12日開幕と、公式戦とセ、パ交流戦、CS、オールスター、日本シリーズを開催できるよう全力で取り組むことを確認した。島田オーナーは「政府、監督官庁の指示に従いながらできることを粛々と行い、前に進む」と、オーナー会議としての声明を発表した。