阪神沼沢球団本部長は22日、藤川球児投手(29)との契約が合意に達したことを明らかにした。「サインは(キャンプ地の)沖縄になるが、自費キャンプは回避することになった」。チーム運営への疑問などから契約が未更改だったが、代理人との話し合いでまとまった。年俸は昨季の4億円(推定)から減額とみられる。藤川自身も18日に「(判を)押さないとプレーできないし、代理人から良さそうな話もきている」と早期決着を示唆していた。

 同球団本部長は「もう1人、近々発表できそう」と話し、新選手会長の鳥谷と週明けにも契約更改に臨める見通しだ。未更改選手は下柳と久保の2人になった。ともに代理人交渉を続けているが、2月1日のキャンプインまで合意に達しない可能性が高まってきた。