アメリカの洗礼を浴びた。ローンデポパークでの全体練習2日目。13日(日本時間14日)はドミニカ共和国対韓国の試合日。侍ジャパンは午前9時から10時半まで1時間半の練習だったが、球場内に入れず結果的に非公開となった。侍ジャパン側による非公開ではなく、主催するWBCIが、わざわざ日本メディアのためだけに午後0時半に設定されていた開門時間を早めないということだった。初の海外出張なのに取材できない。どうしたことか…。
そんな危機的状況? を救ってくれたのが本紙のコラム「Nobu's Eye」でおなじみノブ斎藤記者。大谷翔平番として18年からメジャー取材しているアメリカ在住の名物記者だ。私が何げなく「マイアミビーチ行ってみたいんですよね」とこぼすと、経験豊富なノブ記者がマイアミビーチにまつわる面白い“大谷エピ”を教えてくれた。
大谷が初めてマイアミを訪れた22年7月。エンゼルス時代の大谷に囲み取材で「マイアミビーチには行きましたか?」と質問したそう。ノブ斎藤記者は「どうしても気になって聞いてしまったよ」。22年7月8日付紙面を見ると、大谷は「行ってないですね。行こうかなと思いましたけど、ずっと寝てたので」と回答していた。ホテルでマッサージなどのケアのみで終えたそうだ。僕のような観光気分の若造と違って、野球への意識の高さがうかがえる。
そんなこんなでマイアミビーチに足を運んだ。見渡す限り浜辺が続く、アメリカらしい規模の大きさだ。これは決して観光ではない。立派な取材活動だ…と信じたい。大谷は見たことがないかもしれないマイアミビーチを目に焼き付けた。明日のベネズエラ戦は、もちろん球場で取材ができる。まだまだ取材し続けるためにも、侍ジャパンには最後まで勝ち続けてもらいたい。【小早川宗一郎】

