今月18日に6月の試合での引退を電撃表明していた、東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(28=協栄)が、引退発言を撤回した。

 27日、都内のジムで会見。「減量や試合へのプレッシャー、自分自身への甘えもあり、思わず言ってしまった。自覚が足りなかった」と説明すると、「ファンや関係者のみなさまにおわびしたい。心を入れ替えて練習に励んでいきたい」と深々と頭を下げた。

 会見に同席した金平会長は、6月の試合を2ラウンドのエキシビションマッチに変更すると明言。「公の場で辞めると言った責任は重い。気持ちの揺れている状態ではリングには上げられない。しっかりと練習をして、信頼回復することが最優先。ゼロからのスタートになるが、世界王者を目指してもらいたい」と話した。