ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市のジムでスパーリングを打ち上げた。

 3年前の判定負けに続く2度目の世界戦。「調整は今のところバッチリ」。王者と同じサウスポーのフィリピン王者を招き、80ラウンド超を消化した。スーパースター、パッキャオの前座に今回は妻と娘2人を連れて行く。「父親として、かっこええ姿を見せたいです」。万全の準備を整え、26日に決戦の地へ向かう。