WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者小原佳太(31=三迫)が、初防衛に成功した。

 同級5位藤中周作(31=金子)の挑戦を受け、5回2分19秒、KO勝ちをおさめた。

 3回までは相手の動きを見極め、4回からエンジン全開。5回に入ると右でダウンを奪うと、立ち上がってきた藤中を再び右拳でキャンバスに沈め、挑戦者陣営からタオル投入があった。

 これでWBO同級ランク入りに大きく前進。昨年9月にIBF世界スーパーライト級王座挑戦以来となる世界戦チャンスを待ちながら、防衛戦を続ける構えだ。小原は「ウエルター級という階級の体重をしっかり維持していきたい。強いな、速いなと思われるような試合をしたい」とやる気満々だ。三迫貴志会長は「目指すは世界しかない。もう1度アタックできるように、チャンスをつくってあげたい」とサポートを口にしていた。