16日にメキシコで行われた世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級暫定王座決定戦を制し、王座を獲得した好川菜々(堺東ミツキ)が20日、帰国した。

 大阪空港で取材に応じ「勝って帰るイメージはあったが、こういうふうに帰ってこられて幸せ」と頬を緩めた。地元メキシコ選手との一戦に2-1の判定で競り勝った。ことし4月に、世界ボクシング機構(WBO)女子フライ級王座の防衛に失敗し、一時は引退も考えたという39歳の好川は「今は勝ってベルトを味わっているところ。しっかりと休んでから、先のことを考えたい」と余韻に浸った。