WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が、自称「北斗百烈拳」で2度目の防衛に成功した。挑戦者の同級11位ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)に見事な連打を見舞い、4回1分12秒TKOで下した。元東洋太平洋ライトヘビー級王者の父、寺地永会長(53)が22年前に右手甲骨折から奇跡的な逆転勝ちを飾った会場で、3度目の世界戦にして初のKO勝ち。初のテレビ生中継で全国に存在感を見せつけた。

 ◆拳四朗(けん・しろう)本名は寺地拳四朗で、漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウから命名された。1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。東城陽中3年で、高校のスポーツ推薦を狙ってボクシングを始める。奈良朱雀高3年でインターハイ準優勝、関大4年で国体優勝。一時はボートレース選手を志すが、試験に2度失敗。14年8月にプロデビュー。趣味は食べ、飲み歩きで、将来の夢は「グルメリポーター」。好きな女性のタイプは女優桐谷美玲。家族は両親、兄。身長164センチの右ボクサーファイター。