ヒデオ・イタミ(37)が実力行使でクルーザー級王座挑戦をアピールしてみせた。

 メインのムスタファ・アリ-バディ・マーフィー戦が多彩な飛び技で盛り上がっている途中だった。場外でアリがコーナーセカンドロープから飛び降りながらのジャンピングDDTをマーフィーに決め、続けてコーナートップに駆け上り054スプラッシュを狙った直後、イタミが突然、姿をみせた。会場から大ブーイングを浴びながらもアリを襲撃し、マーフィーを串刺しドロップキックで蹴散らすと、再びアリを飛龍原爆固めの体勢から回転しながら強烈なヒザを食らわせてKOした。

 完全にメインカードをぶち壊したイタミは、複数のレフェリーらに囲まれながらも自信満々の笑みを浮かべて決めぜりふ「リスペクト・ミー」を会場のファンに要求した。さらに自らのツイッターにはの「誰もオレの実力を分かっていない。アリとマーフィーはメインイベントにふさわしくない。俺がチャンピオンになって、お前たちを見返してやる」と、王座戦線に名乗りを上げていた。