WWEのクルーザー級ブランド「205Live」所属のヒデオ・イタミ(37)が、同級ベルト奪取に向けて強い決意をみせた。

 29、30日に東京・両国国技館で開催されるWWE日本公演のために帰国したイタミは29日午前、都内で取材に応じ「1つの結果としてベルトを取りたい」と届きつつある現在の目標を明確に示した。

 既に次期挑戦者として名乗りを上げるムスタファ・アリとバディ・マーフィーの間に割って入る実力行使を続け、19日のトレド大会ではアリ、マーフィーとのトリプルスレット戦も制した。さらに26日のオンタリオ大会では王者セドリック・アレクサンダーの目の前に立ちはだかり、存在感を示したばかりだ。王座挑戦はすぐ近くまできている。

 イタミは「(王者は)体もあるし、実力、パワーもある。205Liveの中でもいい選手ですけど、ボクの方が優れている自負があるので、実力が証明できれば」とキッパリ。最終的には205Liveに止まらず「ロウ、スマックダウンでやることもあきらめていない」と付け加えた。

 また9月1日には日本マットとなる古巣ノアに4年ぶりの出場を果たし、永遠のライバルとなる丸藤正道とのシングル戦も控える。「まず(WWE日本公演の)2日間をやって、205Liveでもいろいろあるし、(ノア参戦は)その先にある。近づいてきたら多分、気持ちも入ってくる」と静かに闘志を燃やしていた。