世界ボクシング機構(WBO)スーパーバンタム級タイトルマッチ(8月25日・米アリゾナ州)で王座獲得に挑む同級6位の大竹秀典(金子)が7月31日、横浜市内で記者会見し「負けたら引退と言われるので絶対に米国でタイトルを取って帰る」と決意を込めた。

 37歳の大竹は2014年11月に英国で判定負けして以来、2度目の世界戦。王座獲得なら長谷川穂積が持つ35歳9カ月の国内男子最年長記録を更新する。ガーナ出身で19戦全勝(13KO)の王者アイザック・ドグボエに対し「パンチを振ってくるので、相手の力みを利用して、小さく打つ練習をしている」と話した。

 東日本大震災にあった福島県の郡山市出身。「タイトルを取れば地元で防衛戦をやりたいし、闘う姿を見せられる」と地元への思いも口にした。