元K-1スーパーフェザー級王者大雅(22)が、RIZINデビュー戦で引き分けた。キックボクシングルール59キロ級3分3回で、同世代の原口健飛(20)と対戦。3人のジャッジのうち、1人が原口を支持(30-29)し、残り2人がドロー(29-29)だった。

「倒そうとしすぎて自分をコントロールできなかった。自分の力を出せなかった」

当初宣言していた実力差を見せつける試合はできなかった。

RIZIN参戦に備え、大雅は3カ月前から週3回のペースで神奈川から都内にあるサーキットトレのジムに通ってきた。「重心が良くなってスピード、パワーともに良くなる」と順調な調整ぶりを明かし、年末に「キックボクシング界の神童」那須川天心(20)との対戦を希望していたが、試合後は発言も後退気味。

「今日、あんな試合をしたので、あまり言えないです。オファーがあれば(RIZINに)出させてもらいます」とだけ口にした。